2025-07-01
テクノロジーの進化は目覚ましく、AIは私たちの生活に深く浸透しつつあります。
その一方で、私は AI とどのように付き合っていくべきかを重視しています。
これは、2025-07-01 における私のAIとの付き合い方、特に「AIに判断をさせない」という原則について書きます。
私は AI を主に 情報収集のツール として活用しています。
特に「DeepSearch」は、膨大な検索結果を効率的にまとめ、必要な情報を短時間で得るのに役立ちます。
人間が手動で多くの情報を集約するよりも、はるかに時間を短縮できるため、この点においてAIは非常に優れていると感じています。
大げさに言うと、AIの提案や指示に従うことは、私たちは情報の受け手となり、主従関係が逆転してしまうと考えます。
AIが生成した情報をただ受け取るだけの存在になると、以下のような問題が生じると考えます。
1つ目は、思考能力の低下が懸念されます。
AIが情報を整理し、判断をすることに慣れてしまうと、私たち自身の論理的思考力や問題解決能力が衰えていきます。
2つ目は、思考能力の低下により、AIを効果的に活用することができなくなると私は考えています。
AIは、こちらが意図する情報を引き出すために、具体的で的確なプロンプト(指示)が必要です。
しかし、自分で考える力が衰えると AI を活用するための的確なプロンプトを作成することが難しくなります。
3つ目は、AI に提示された情報を疑うことが難しくなってきます。
AIが提供する情報は正確でない場合もありますし、前提が不足して誤った結論に至ることもあります。
2つ目の的確なプロンプト作成が難しくなることと相まって、よりAIの誤った情報を信じてしまう可能性が高まると思います。
AI を使うことは、1人であっても自分と AI の2つの思考能力で考えられる、ということが大きなメリットであると私は考えています。
これにより、1人の価値が2倍、あるいはそれ以上になると私は思います。
一方で、AIに判断を委ねるということは、1人の価値を1倍未満にする可能性があると考えています。
人間がAIに判断を委ねる場合、人間自身がその判断の基となる情報を十分に理解していなかったり、AIに適切な指示を与えられなかったりすると、AIも不十分な情報に基づいて判断を下すことになり、結果として質の低い結論しか得られないと考えるからです。
また、その結論を精査することができないなら、そこから改善することもできなくなります。
私にとってAIは「活用」するものであり、決して「依存」するものではないと考えます。
AIがどれほど優れた情報を提供してくれたとしても、その情報をどう解釈し、どう行動に移すかは、最終的に私自身が判断するべきだと思っています。
AIは素晴らしいツールであることは間違いないですが、その力を最大限に引き出すためには、常に主導権を握り、自分の頭で考え続けることが不可欠です。