2021-05-04
このブログはWeb技術メインで書いていますが、これはWeb技術に関係なく、自分や家族の保険を考える時に参考にするためのメモです。
事故、病気、災害などの想定外の事態により、貯蓄や将来の収入などで対応できない金銭的リスクを保険会社に移転するための手段です。
逆に言えば、想定されている事態(教育費や老後資金)や、貯蓄や将来の収入などで対応できる(金額が低い)リスクに対しては、保険で備える必要はないと私は考えています。
公的制度でまかなえる部分も多いので、その制度を理解しておくのが基本です。
また資産(貯金など)が十分であれば、不要になる保険も多いです。
公的制度と資産で不足する部分を民間の保険会社の保険商品でカバーする、という考え方が良いと考えています。
主な公的制度としては「健康保険」と「年金」の2つがあります。
原則として全国民が加入している最も基本となる 医療保険 です。
大きく以下の3つの保証があります。
個人的にはかなり心強い保険だと思っています。
補足として、加入している健康保険組合によっては付加給付と呼ばれる、より自己負担を軽減する制度もあります。
年金は大きく分けて「老齢年金」「障害年金」「遺族年金」の3種類があります。
(ざっくりとした金額を出したい場合は 生活や実務に役立つ高精度計算サイト が便利かもしれません)
老齢年金は65歳(開始は変更可)から死ぬまで受け取れる年金です。
長生きのリスクに対する保険とも言えます。
遺族年金は、死亡した時に遺族に支給された年金です。
死亡保険の1つと言えます。
障害年金は、病気や怪我によって日常生活や仕事に支障が出るようになった場合に支給される年金です。
働けなくなった場合の保険の1つと言えます。
本当に加入すべき保険、いらない保険 で使われていた図です。
わかりやすく納得のいく図だったので使わせていただいています。
※「自動車保険」「火災(地震)保険」「海外旅行保険」は私にとって検討の必要がなかったので、今回は検討対象外にしています。
人生におけるリスクと、それに対する対応(備え)を支出・収入に分けて検討しました。
自転車事故など予期しない事故で発生する損害賠償です。
発生する可能性は低いですが、予測やリスクを軽減するのは難しく、(場合によっては)賠償額が高額になります。
保険料も低額(月数百円程度)なので、個人賠償保険や(自転車に限りますが)自転車保険に入って備えるのがベストと考えます。
補足として、自治体によっては自転車保険への加入が義務付けられている場合があります。
平均寿命が伸びた現代では、長生きによる支出増もリスクの1つと言えます。
公的な保険としては年金制度があります。
不足分は個人で資産形成して備えていく必要があります。
長い期間をかけて資産形成できるので、iDeCo や NISA を活用しつつ、投資で増やしていくこと方法も有効です。
補足として、長く働くことも長生きリスクに対する対策と言えます。
このリスクだけは本人でなく、残された家族などに対するものになります。
公的な保険としては、遺族年金があります。
十分な資産がある場合は不要です。(相続税には注意)
また一人暮らしや、残された遺族が資産+遺族年金+収入で対応できる場合も原則不要です。
資産や遺族年金では不足する場合は、保険会社の死亡保険などで備えておく必要があります。
公的な保険として障害年金があります。
障害年金で不足する部分は貯金などの資産で対応し、それでも不足する部分は保険会社の介護保険商品や就業不能保険商品で備えていべきと考えます。
公的な保険としては、健康保険があります。
健康保険で大きなリスクは抑えられるので、原則として貯金などの資産で対応すべきリスクと私は考えています。
ただし、まだ十分な貯蓄ができていない時期などには医療保険が有効です。
また、長期の入院などに対応できる医療保険や、先進医療特約などは一考の価値があると考えます。
ちゃんと中身を読んで、これは有用な記事だと思ったものだけ載せています。