サーバーとの物理的な距離による Lighthouse のパフォーマンススコアの差を調べてみた

※この記事は別アカウント(hyiromori)から引っ越しました

はじめに

サーバーまでの物理的な距離によって Lighthouse のパフォーマンススコアがどのぐらい変わるのか気になったので、実験してみた時のメモです。

HTTP Server (S3) の設定

S3 Static Hosting を以下３つのリージョンで作成しました。
（※実験目的で一時的に作ったもので、現在はバケットごと削除しておりアクセスできません）

• ap-northeast-1: アジアパシフィック (東京)
  • http://dff1084c-f388-40b1-9d0b-3381ed61f41d.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/
• us-east-1: 米国東部 (バージニア北部)
  • http://54381649-886e-4ca7-a4f0-24add9599000.s3-website-us-east-1.amazonaws.com/
• sa-east-1: 南米 (サンパウロ)
  • http://55f0e11c-d30e-4cb2-9cc2-e1a7e2bc5b91.s3-website-sa-east-1.amazonaws.com/

S3設定メモ

ちょっと手間取ってしまったので、備忘録として残しておきます。

• 「静的ウェブサイトホスティング」を「有効」にする
• 「パブリックアクセスをすべて ブロック」を「オフ」にする
• 「アクセスコントロールリスト (ACL)」の「全員 (パブリックアクセス)」の以下２つにチェックを入れる
  • オブジェクト → リスト
  • バケット ACL → 読み込み
• バケットポリシーを以下のようにしておく

{
    "Version": "2012-10-17",
    "Statement": [
        {
            "Sid": "PublicReadForGetBucketObjects",
            "Effect": "Allow",
            "Principal": "*",
            "Action": "s3:GetObject",
            "Resource": "arn:aws:s3:::(BUCKET NAME)/*"
        }
    ]
}

配置したリソース

ポートフォリオサイトとして使用している portfolio (b18988bd) のソースをそのままS3にアップロードして使用しています。

Lighthouse で計測した結果

Chrome DevTools の Lighthouse を使って計測しました。
設定はこの状態です。

（※一応ですが、日本から計測しています）

ap-northeast-1: アジアパシフィック (東京)

us-east-1: 米国東部 (バージニア北部)

sa-east-1: 南米 (サンパウロ)

まとめ

1. 物理的な距離はパフォーマンススコアにも大きく影響する
2. やはり計測する時はサーバーの場所とメインで使うユーザーの場所を意識する必要があることが分かった