(※この記事は 別媒体に投稿した記事 のバックアップです。 canonical も設定しています)
2019-12-31
※この記事ははてなブログ、別アカウント(hyiromori)から引っ越しました
タイトルのような、とても大変な要件のテーブルを作って欲しいという要望があったので、その際に試行錯誤した結果を記録しておいたエントリです。
このコードではposition: stickyを使用することで、テーブルの行、列を固定しています。
position: sticky は top right bottom left と組み合わせて使うことでposition: relative と position: absoluteを組み合わせたような動きが可能になる指定です。
Safari ではposition: -webkit-sticky;のようにベンダープレフィックスをつけないと動作しませんでした。
詳細はMDNの解説をご覧ください。
position: sticky の対応状況Can I Useによれば、モダンブラウザは対応済みです。
ちなみにChromeなどは
Supported on th elements, but not thead or tr
とある通りthead trにバグがあるようです。
このサンプルはthead trに指定していないので、対応ブラウザなら正常に動作するはずです。
position: sticky を使用するため、一部のセルは幅または高さを固定する必要があります。
今回のサンプルは、縦横それぞれ2列を固定するため、以下を固定しなければなりません。
topを指定しないと固定できないため)leftを指定しないと固定できないため)実際に使用する場合は、これらのセルを指定した幅と高さで必ず収まるように要素を配置しないといけません。
テーブルの親要素の幅が十分に広い場合、右側に余白ができてしまう場合があります。
これは table {width: 100%} を指定しても解消できませんでした。
WindowのResizeイベント や
MutationObserver を使って、
ある程度の幅以下になったら横スクロールを適用するという方法で乗り切りました。
ResizeObserverも使えますが、まだまだ対応ブラウザが少ないです。
対応ブラウザが増えたらこちらも使えるかもしれません。